SNSで発信しようとして、投稿画面の前で手が止まる。 言いたいことはあるのに、言葉にすると薄くなる。 この記事では、note連載の「はじめに」をもとに、文章があとに残るために必要な考え方を短くまとめます。
書く力がないのではなく、まだ言葉になる前の感覚を探している段階かもしれません。
自分が見たこと、感じたこと、少し引っかかったことが文章の材料になります。
整った文章にするだけでなく、その人らしさを残したまま伝わる形にします。
きれいなのに、あとに残らない文章
お店の魅力や、サービスのよさを伝えたい。 そう思って文章を書き始めても、気づくと「丁寧です」「こだわっています」「心を込めています」のような、どこでも使えそうな言葉に寄ってしまうことがあります。
悪い文章ではない。
でも、少し時間が経つと忘れてしまう。
これは個人の発信でも、小さなお店や事業の発信でもよく起きます。 きちんと書こうとするほど、書き手の顔が見えにくくなることがあるからです。
残る文章は、一次情報から生まれる
読み終わったあとに少しだけ頭の中に残る文章は、きれいなテンプレートだけでは作りにくいものです。 もちろん、見出しの作り方や構成の型は役に立ちます。 けれど、その前に必要なのは「自分の中にあるもの」を見つけることだと考えています。
たとえば、ある商品を見て「いいな」と思ったとします。 そこで終わらせずに、もう少しだけ理由を掘ってみます。
なぜ、いいと思ったのか。
どこで手が止まったのか。
似たものを見たことがあるのに、なぜ今回は気になったのか。
自分の過去のどんな体験とつながったのか。
そこまで降りていくと、ようやく自分の言葉が出てきます。 この連載では、それを「一次情報」と呼んでいます。
小さなできごとが、文章の材料になる
一次情報というと、特別な実績や劇的な経験が必要に感じるかもしれません。 でも、実際にはもっと小さなもので十分です。
今日あったこと。 少し引っかかったこと。 誰かの一言で気持ちが動いたこと。 なぜか忘れられなかったこと。
そういう小さなできごとと感情が、文章の材料になります。 反応の取れた型を学ぶことは大切ですが、それだけを借りて書くと、文章から書き手の顔が消えてしまうことがあります。
Hollyhocksでは、言葉になる前のメモを大切にします
SNS運用や文章づくりの中で、最初から整った文章ばかりを見るわけではありません。 むしろ、少し荒いメモや、まだ言葉になりきっていない一文の中に、その人らしさが残っていることがあります。
消さずに、整える
大事なのは、荒い言葉をすべて消してしまうことではありません。 その人らしさを残したまま、読者に伝わる形へ整えることです。
この連載では、すぐに使えるテクニックだけを並べるのではなく、 文章になる前の感覚を丁寧に見ながら、「読まれて、残る文章」を考えていきます。
全文はnoteで公開しています
投稿画面の前で手が止まる感覚や、一次情報から文章を作る考え方を、noteではもう少し丁寧に書いています。